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夢を形に!植松みつお

政治、経済、教育、医療、メディア、等々の中から、話題を取り上げ、問題提議して参ります。あたなと共に「幸福の実現」を目指して参ります。

【臓器移植】脳死は人の死ではない!

2010.09.08 (Wed)
7月に臓器移植法が改正されて、この9月までに7例の臓器移植施術がなされた。今一度、脳死は人の死なのか?について考えてみたい。

意思不明、家族承諾のみで初の臓器提供 20代の男性 2010.8.9 16:03 【産経ニュース】

 日本臓器移植ネットワークは9日、関東地方の病院で交通事故のため脳死状態になった20代の男性について、本人は文書で臓器提供の意思を示していなかったが、家族が脳死判定と提供を承諾し、法的に脳死と判定されたと発表した。7月に施行された改正臓器移植法に基づく初のケース。 移植ネットによると、男性は生前、家族に対し、「万が一の時は臓器提供してもよい」と口頭で臓器提供の意思を伝えていた。数人の家族の総意により、提供を決めたという。移植ネットは、本人が提供を拒否していないことを意思表示カードや健康保険証、運転免許証に記載がないことなどで確認したとしている

本人意思不明で脳死判定 「体の一部生きていればうれしい」と家族承諾 改正法施行後2例目2010.8.19 12:40  【産経ニュース】

日本臓器移植ネットワークは19日、近畿地方の病院で脳死状態になった18歳以上の男性について、家族が脳死判定と提供を承諾し、法的に脳死と判定されたと発表した。男性は文書による臓器提供の意思表示をしておらず、家族は「臓器提供について本人と話をしたことはない」と説明しているという。7月の改正臓器移植法施行以降、同法に基づく家族承諾による脳死判定は、今月9日に関東地方の病院で判定された20代の男性に次ぎ2例目。 移植ネットによると、男性の家族は「もう助からないのであれば、どこか体の一部が生きていればうれしい。元気な体なので、たくさんの人の役に立ってほしい」と話していたという

東海地方の病院で脳死判定 本人意思不明で3例目「体の一部生きていてくれたら 2010.8.22 12:17 【産経ニュース】

 日本臓器移植ネットワークは22日、東海地方の病院に脳血管障害で入院した50代の女性が、法的に脳死と判定されたと発表した。女性は臓器提供の意思表示を書面で残していなかったが、家族が提供を承諾した。家族は臓器提供について本人と話をしたことはないと説明。「誰かの役に立てたい。体の一部がどこかで生きていてくれたらうれしい」と話しているという。 7月の改正臓器移植法施行後、同法に基づく家族承諾による脳死判定は3例目。


臓器移植ビジネス

 家族承諾で5例目の脳死臓器移植について、記者会見する日本臓器移植ネットワークの小中節子理事(右)と厚労省の辺見聡臓器移植対策室長=1日午前、厚労省

家族承諾の脳死判定7例目…関東甲信越地方で

 関東甲信越地方の病院に入院していた18歳以上の患者が6日、改正臓器移植法に基づき脳死と判定された。日本臓器移植ネットワークが同日、明らかにした。患者は臓器提供意思表示カードなどで意思を示しておらず、家族が提供を承諾した。家族の承諾による判定は、7月の改正法の全面施行から7例目。本人の意思表示があった例を含めると、8例目となる。脳死判定は6日午前7時7分に終了。(2010年9月6日11時46分  読売新聞)



草莽雑記】民主党政権となり、臓器移植法の改正がなされ、立て続けに「臓器移植手術」がなされている。法案が可決されて政府の意向の下に、施行されるのだから文句があるなら政府に言えというところだろう。
ならば、言う。「脳死は人の死」ではない。肉体に触れば体温があり、何らかの反応、例えば、光に対して眩しがったり、指を患者の掌に添えると握ったりする反応があるという。その辺りを詳しく記述しているのが下記の書籍である。



やはり、人の死は、まず、心臓死があって、個人の霊体が肉体から離れたとき、すなわち、霊子線(西洋ではシルバーコードと言われるもの)が切れたときを指すのだ。
この点で、私も看護師をされている方から教えられた興味深いことがある。それまで、人は死ねば必ず死後硬直するとばかり思っていたが、死んでからこの世もしくは肉体に執着がある人が死後硬直するというのだ。死が突然で受け入れられないようなときも同様だという。逆に全く無頓着でサバサバとしていたような人は死後の体はグニャグニャだというのだ。ところが、死後、グニャグニャだった肉体だったのに、医者があることをしたために腕が上がり、拒絶をしているようなポーズで死後硬直になったというのだ。
それは「献体」だった。
医者が、その患者の死を不思議がって、「医療の発展のために調べさせてほしい」と「献体」を申し出てきたのだ。家族は、「医療の発展の為」という言葉に騙されて、「献体」したら、見事に世帯主の無残な姿となった肉体と再会しなくてはならなくなったのだ。安らかな死に顔は、苦痛の伴った驚愕の顔で口は閉まらなくなり、腕は硬直し、まさにその手術を嫌がったようなポーズだったのだ。
要するに、「献体」は麻酔無しでされた手術と同様の痛みが患者に伴うということだ。こうした事態を医者たちも怖がって、死体なのに麻酔を打ってから「献体手術」をする医者もいるそうだ。(この点は、上記書籍『脳死・臓器移植手術の本当の話』に詳細が書かれている。)
脳死による臓器移植とは、生きたままの解剖と同じであって、「合法的殺人」といっても過言ではあるまい。


こうした現実があっても意に介さず、米コロンビア大学の中好文准教授は、「臓器移植手術」を敢行すると言う。

「脳死は人の死」世界の潮流 米コロンビア大の中好文准教授に聞く 2010.7.16 21:10 【産経ニュース】

 これまで多くの日本人が移植を受けてきた、米・コロンビア大医学部で心臓移植の責任者である中(なか)好文(よしふみ)同大准教授(50)に、海外から見る日本の現状を聞いた。中教授は、「外国人の移植患者は全体の5%以内」とする米国の「5%ルール」に基づき、臓器移植でしか生きる望みがない、各国から渡航してくる患者を受け入れてきた。
 「日本の改正法施行で中准教授が懸念しているのは、これまで渡航移植で救われてきた日本の患者が、依然国内で手術が受けられないまま、渡航移植に自粛ムードが高まり、助かるはずだった命が助からなくなることだ。
「そういった悲劇を回避するためには結局、日本国内の脳死移植を地道に増やしていくことしかない」
 どうすれば増えるのか。中准教授は「米国同様、『脳死は人の死』であることのコンセンサスを日本の国内で広げていくことが重要だ」と指摘する。
 「世界的なドナー不足の状態というのは、いわば移植医療が世界的に“確立された医療”になっているという証拠。脳死移植を特別なものと考えるのではなく、通常の医療になっていることに、日本はもっと向かい合うべきではないか」。中准教授はそう提言している。

「世界的なドナー不足」なのは、「脳死は人の死ではない」と一般市民が思っているからではないのか?この中准教授にも問うてみたい。
「あなたも、あなたの家族も皆さんドナー登録をしているんですよね?」と。
まず、していないだろう。日本の医者もその家族も、厚労省の役人もその家族も皆、ドナー登録をしてから国民に推進すべきではないか?


家族承諾での移植後、臓器提供「拒否」が急増
 
 脳死による臓器提供が家族の承諾だけで初めて実施された8月、日本臓器移植ネットワークのホームページを通じて臓器提供を拒否する意思を登録した人が急増したことが6日、わかった。
 現在の臓器移植法では、本人が生前に拒否の意思表示をしていなければ、家族の承諾だけで臓器提供ができる。ネットワークへの意思表示は、臓器を、〈1〉脳死と心停止のいずれの場合でも提供〈2〉心停止の場合のみ提供〈3〉提供しない――の3種類があり、これまで〈3〉は2%に過ぎなかった。ところが、8月9日に家族承諾による脳死判定がおこなわれたのを機に登録者が相次ぎ、8月の登録者では〈3〉が10%を占めた。〈1〉は86%、〈2〉は4%だった。
(2010年9月7日16時14分 読売新聞)

これが現実なのだ。厚労省の役人と医者、そして民主党の政治家が国民の意向を無視して作った法案に、国民は拒否をしているのだ。今後は、真実を伝えない政治家や役人、医者に事業仕分けをしなくてはならないだろう。

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コメント

恐怖です。
本人の意思は『?』。
だけど家族の同意でいくつもの臓器を提供した方がおられましたよね。
もし痛みを感じておられたら…と思うと、ゾットします。
家族の優しさが本人を地獄のような苦しみに陥れているなんて、こんな辛いことはありません。
臓器を移植される側の方にとっても、医療現場の真実を知っておくことは、とても大切なことだと思います。

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